2015-01-01から1年間の記事一覧
あなたと付き合う前の私について思い出してみる。わたしの中の全てがめちゃくちゃになっていた。たかいところから飛んでみることや、ロープで自分を吊るしてみることまで本気で考えていた。もともと、心に傷を抱えていたあなたと付き合いはじめたのは自らの…
熱くなれる。あなたが彼にはじめてをあげた日、あなたは彼に強く抱きつく。優しくして。。。ベッドには数滴の血液。こんな単純なことで熱くなれる。なんて易しいことだったのだろう。私も他ならぬ人間だったんだ。ただ、何をしようとあの日のあなたは戻って…
恋人に好いてもらおうと努力する女性は愛らしい。それが、たとえ地位や金のためであってもそのことに変わりはないはずだ。
人はずっとうそをついて生きていくこともできよう。しかし、相手にうそをつき通しながら血の通った人間関係を築いていくことはできないだろう。ただし、“本当のことを言う”ことは人に自分の弱点をさらけ出すのと同じだ。自らの急所を相手に見せること。これ…
好きなバンドのliveが近い。新譜を聴きながら思う。絶対に感動してしまう。絶対に会場で泣いてしまう。何年待ったliveであることか。でも、予定調和的な感じは嫌だから絶対に泣かないよ。絶対に。ところで、食堂でたまに見かけるあなたに瓜二つの子がいる。…
どうして僕の大事にしていた一線をあなたはそんなに簡単に飛び越えてしまうの。どうして僕の大事にしていたものをおまえはそんなに簡単にめちゃくちゃにできるの。そんなわがまま。
自殺するとき、人の理性的思考と一般に呼ばれるものは停止している。自殺するとき君は「自殺するくらいの勇気があるなら何か大きいこと成し遂げられるだろ」とか「自殺することは産んでくれた親とか神などへの冒涜だ」みたいな何の内容もない声が全く届かな…
恋愛とは連鎖である。彼女に対して持った愛の残り火は別の女性への愛へと昇華されてゆく。否、昇華されてゆくのではない。ただそれはとどまっているのみである。何も昇華などされない。同じことを手を替え品を替え繰り返す螺旋階段でしかない。確かにその間…
頑張っている人を見れば頑張れる。つらい境遇にいる人を見ればつらい境遇を我慢できる。他人との関係の中には、(それは単なる麻薬的なものでありうるものの、やはり)突破口といえるものを作り出す力があるということだ。いい友人とは、風穴を開けてくれる人…
カラオケにひとりではいる。いくらか歌ってみる。サイケデリック後遺症にたどり着く。そのとき、そこにあの空間が復活した。君が隣にいた。“ああ、そんな風になるんだ” 僕の下手な歌を軽くバカにしながら。僕はそっと君に触れて君は抵抗することもなく。その…
どうしてだろう、大嫌いだったビール。ふと思い出してしまう。あのほろ苦さが、あの嫌いだったほろ苦さが、ふわっと口の中をつつむ。となりどうしで話した優しいあなたの姿が蘇る。きみはビールが嫌いだと言ったね。ほら、じつはこんなに甘いんだよ。きみも…
全てのものが無価値ならば、どうして超人のような生き方が正しいと言えよう。そのような問いと愈々向き合わざるを得ない時が来ている。結局はそのような「正しい」生き方も何か矮小なものへの中毒であるようにしか思えない。刹那的な物事に溺れて地上が見え…
6/19の話。彼女に似た女性とその彼氏が楽しそうに話しているのを見た。はじめ、それが彼女とわたしの過去に見えた。愛し合っているふたりが懐かしくも胸を痛ませるものとなった。つぎに、それが彼女と彼女の今の彼氏の現在に見えた。愛し合っているふたりが…
大人とこどもの違い。それは根源的欲求を我慢するか否かである。こどもは我慢しない。適当に伸び、適当なところで止まって別の方向へ進む。大人はしばしば我慢する。伸ばし、止める。大人は妥協するひとだ。 ex. こどもの恋愛は妥協がなく大抵は破滅的になる…
・言葉の意味は決して確定されない・わたしの生に意義はない・世界のあらゆるできごとに価値はない・ひとのまわりに絡みつく全ての関係や取り決めは妥協の産物であるわたしはキャンバスに落書きをしている。