自殺, 疾風

自殺するとき、人の理性的思考と一般に呼ばれるものは停止している。自殺するとき君は「自殺するくらいの勇気があるなら何か大きいこと成し遂げられるだろ」とか「自殺することは産んでくれた親とか神などへの冒涜だ」みたいな何の内容もない声が全く届かない領域に存在する。頭の中は何か全く別のもので飽和している。金、彼女、etc…… 。いつそのような状態に襲われるかは誰も全くわからない。私ももう今すぐに楽園であると信じたい場所へと旅立つことができるかもしれないのだ。いわゆる理性的思考とは色々な面で人をこの世に縛り付ける鎖である。それを断ち切ることが救いへの道だということは十分にあり得る。