思考停止が唯一の希望

好きなバンドのliveが近い。新譜を聴きながら思う。絶対に感動してしまう。絶対に会場で泣いてしまう。何年待ったliveであることか。でも、予定調和的な感じは嫌だから絶対に泣かないよ。絶対に。

ところで、食堂でたまに見かけるあなたに瓜二つの子がいる。初めて見たとき、ハッとして立ちすくんでしまった。なんとなくこの人となら充実感のある恋愛ができそうだと思う。(顔と仕草しか見ていないのに。それらで内面的な部分の何がわかるというのか。恋愛とはそんなものだ。そして、同一性とは時と場合によってころころと変わるものなのだろう。)とても声をかけたくなる。しかし、声をかけることは全てを混沌へと持って行くことを意味するだろう。美しいものは遠くで見ておくのが良い。それは真理だろうけど、私がどんな行動をしてしまうのかは真理というよりは、私の毒された心の赴く方向に左右される。恋愛なんていうものはそもそも真理と90度ずれた遠い彼方にあるのだ。